胃潰瘍になりました。そして、手術、治療から、薬に頼らない方法の獲得へ

体験からの胃潰瘍の治療法と予防

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胃潰瘍での手術入院体験記 – 真夜中の突然の吐血

      2015/10/25


 
tenteki

 

夜中というより早朝に近い時間帯だったと思います。

ふと吐き気で目が覚めました。

吐き気を感じると共に、何だか視界が霞んで頭がボーッとしています。

「昨日飲み過ぎたのかな」とも思いましたが、飲み過ぎなのは毎日のことで、しかも、お酒を飲んで吐き気を感じることなど普通はほとんどないことです。

トイレに行こうと寝室のドアを開けて歩き出した時に、目の前にブワッと赤い霧のようなものが広がりました。

「なんだ?」

と思った瞬間、足に力が入らずに床に崩れ落ちました。
倒れた場所はソファが置いてある場所でしたが、そのソファのほとんどが赤い液体で染まっています。
とんでもない量です。

見れば、私自身の上半身も赤く染まっていました。
何だかあっという間に血まみれになってしまったようです。

「…………血? 吐いた?」

そこまではわかりました。

しかし、目の前に広がる血液の量に明らかに動転していました。

映画やテレビでたまに見かけるような描写、たとえば「うっ」と手を口に当てると、手のひらが血で染まっている、とか、トイレに駆け込み吐くと、トイレの水が真っ赤に……とか、そんなレベルではないのです
洗面器か何かで思いっきりそこらへんに血をぶちまけたような、とんでもない量なのです。

「これ……死んじゃう……のかな?」

立つことはできなかったのですが、とりあえず救急車を呼ばなければならないと電話のところまで這っていき、119番に電話しました。

朦朧としつつ何とか住所と名前を伝えて電話を置いたところで、もう一度吐き気が来て、再び血を吐きました。

今度は床のカーペットの上に血を吐き、私は自分の血だまりの中に倒れ込みました。
意識は消えそうでしたが、その前に奧さんを起こしておかないと。
いきなり救急車が来ても彼女も驚くでしょう。

大声で寝室の奧さんに声をかけて、私はそのまま顔を横にしてうつ伏せにして目を閉じました。
とりあえず考えるのをやめ、無心で流れに身を置くことにしました。

全然関係ない事態に対してのことではあるのですが、これで今まで何度か生きのびています。

すぐに奥さんの悲鳴が遠くで聞こえました。

これが私が出血性胃潰瘍で倒れた瞬間のシーンです。

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