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体験からの胃潰瘍の治療法と予防

胃潰瘍の原因のひとつ – NSAIDs (非ステロイド系消炎鎮痛薬)について

      2015/10/24

非ステロイド系消炎鎮痛薬について

一般論でいえば、胃潰瘍の原因の大半はピロリ菌が占めます。

従って、ピロリ菌を除菌することにより胃潰瘍や胃ガンなどのリスクを軽減することができるのは事実です。(ピロリ菌の除菌に関してのページをご参照下さると幸いです)

私は検査でピロリ菌の保有者であることがわかり、その治療もしましたが、ただ直接のキッカケは「非ステロイド系消炎鎮痛薬の服用による発症」だったと思われます。

ちなみに、現在、日本では

ピロリ菌とこの非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs=エヌセッド)が、胃・十二指腸潰瘍の2大成因

となっていて、他の例は数%程度ですので、胃潰瘍の原因は完全にこのふたつと考えてもいいのではないかと思います。

アメリカでは非ステロイド系消炎鎮痛薬が原因で年間に10万人が入院し、16500人が死亡しているというデータもあります。

ピロリ菌に関しては他ページで書いていますので、ここでは非ステロイド系消炎鎮痛薬について簡単に書いておきます。

基本的に病気や症状を持っていない方はこの薬を飲むことはないわけですが、NSAIDsというのは要するに「よく効く痛み止め」であるため、痛みを伴う疾患にはかなり広範囲で処方されているのが現状です。

こちらのサイトに「非ステロイド系消炎鎮痛薬の一覧」があり、ものすごく多くの種類が記載されていますが、目を通すと、一度や二度は飲んだことのある薬があるのではないでしょうか。

私も記憶にあるだけでも、「ロキソニン」、「ボルタレン」、「ポンタール」は飲んだことがあって、ロキソニンなどは風邪の際にも何度も出されている記憶があります。つまり、危険性とは別にかなり手軽に処方されているのも事実なのです。

 

私の場合の直接の原因はボルタレン

今回、私が発症した原因の薬剤は「ボルタレン」だったと考えられます。

私は首の神経に持病があるのですが、数年に一度激しく痛むことがあります。
今年それが起こり、その際に出されたのがボルタレンでした。

飲み出して、すぐ後の頃から、軽い上腹部の痛みを感じていましたが、これは「今思えば」ということで、まったく気になるほどの痛みではなかったのです。

いや、「痛い」というほどにも達していなかったかもしれません。

「なんかチクチクするかなあ」くらいのものだったような気がします。

場合によって、多少そのチクチクが激しくなったり、あるいはまったくなかったりしました。

薬を飲んだのは8月でした。そして、病院に行く間もなく9月に倒れたわけです。

病院では入院後に主治医から「何か思い当たるようなことはありませんか」と聞かれて、その時に「そういえば少し胃が痛かったかもしれません」という程度の痛みでした。

その問診の際に「そういえば、8月にボルタレンを処方されて飲んでいました」と答えた時に、「ああ、それですね。その可能性が高いです」と医者は言いました。

その後、ピロリ菌も見つかりましたが、タイミング的なことも含めて、ほぼ間違いなくボルタレンが原因だったようです。
服用した期間はたった数日なのですが、それがこんな重大な結果をもたらすとは想像もしませんでした。

ボルタレンを処方した街医者(整形外科医)にも問題はなかったともいえず、その整形外科医はボルタレンと同時に胃薬を処方しませんでした。
調剤の薬剤師の女性が少し首をひねっていたのを覚えています。

「これは胃に負担がかかれますから必ず食事の後に飲んで下さい」と彼女は何度も私に言いました。
私は適当に聞き流していましたが、こんな大きな結果になるのなら、ちゃんと効いておけばよかったかな、とも思いました。

痛みや炎症に関する病気で病院にかかった場合には一応、自分の薬を確認して、そこに非ステロイド系消炎鎮痛薬があるのなら、

・必ず食後に飲む
・必ず胃薬と同時に飲む

ということは厳守しましょう。

これで少しはリスクは減らせるはずです。

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